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ハイランド5丁目自治会 防犯座談会 メモ

平成17年5月22日(日) 5丁目自治会館
横須賀三浦地域 県政総合センター
くらし安全指導員 八木田 実氏
空き巣
    について
○ この地域は多かったのですが、地域の防犯パトロールによってかなり減ってき
  ています。
  今年度も、昨年と比較するとかなり減っているようです。警察の力もありまし
  ょうが、皆さんの力によって数を減らしていっているように思います
空き巣が下見に来たとき、こんなところを見るといわれます
   ・ 放置自転車が多いかどうか
   ・ ゴミ出しのルールが守られているかどうか
   ・ 立ち話をしているかどうか(これはポイントとなる部分です)
   ・ 通行人の数
   ・ 落書きや、期日の過ぎたポスターが貼られていないかどうか
  すなわち、なんでも決められたがことが実行されている町かどうか。 ご近所の
  おつきあいが出来ていて、「どちら様ですか?」、と気軽に話しかけられるかどう
  か、ということです
○ 要は、まとまりのない地域には犯罪を犯す人が入ってくるということです
○ 実際の空き巣犯人に犯行をあきらめたケースを聞くと、
   ・ あきらめる一番の理由は、「声をかけられたこと」 (セキュリティシステムや
     防犯ビデオなどもあるが、声をかかられて顔を見られることが、もっともこ
     わい)とのことです。
    防犯パトロールも効果的ですが、この「声かけ」(こんにちは、何かご用です
    か?)が最も効果的です
空き巣が下見したとき、入ろうかと思う家の特徴のひとつは、「塀が高い(外
  から見えにくい)」ことです
   ・ 見通しの良さは大切で、お隣との境も道路から見通せる(邪魔なものを置か
    ない)ことが効果的です。
    なお、空き巣は雨樋を伝ってでも登るので、2階だからと安心は出来ません
    し、塀から屋根に上り、面格子のない2階を狙うことがあります
○ 二重の囲いなどにより、「ここから先は入らないでください」とアピールすること、
  (「領域性」を示すこと)も「一瞬躊躇させる意味で」重要です
空き巣の嫌うものが4つあります
   ・ 音(吠える犬、ガラスが振動すると大きな音が出るセンサーなど)
   ・ 光(センサーライト)
   ・ 時間(入るのに5分以上の時間がかかるとかなりあきらめる。
   ・ 人の目
○ 空き巣の侵入口として最も多いのは「掃き出し窓」です。鍵のある部分のガラス
  を割って入ります。網目入りのガラスはあまり効果がありません
○ 空き巣が嫌う「時間」をかせぐのに、補助錠が効果的です。同じ理由で、鍵の
  周辺に、防犯フィルムを張ることも効果的です(高価ですが)
振り込め詐欺
    について
○ 最近は下調べを十分してからかけてくるケース、たとえば、家族構成や交通事
  故を装う場合には車種や色などをあらかじめ調べてくることがあるそうです
○ 最近は劇団型ともいえる、手の込んだ演出で信じさせようとするケースもあるよ
  うです。複数の人物を「出演」させたり、パトカー音などの背景の音を入れることも
○ 本人を確認にすることが大切ですが、「オレオレ」に対しては、こちらから(息子
  などの)名前を言わないなど、冷静になることが大事です。
  「オレオレ」に対しては、「名前は?」と聞きます。名前をあらかじめ調べてかけて
  くることもありますが、いくつか質問を投げかけてください。調べが出来ていない
  質問になると、犯人は電話を切らざるを得なくなります
○ 交通事故を装う場合など、示談でお金を振り込ませることを警察が持ち出すこと
  はありませんし、(裁判で決まるはずの)罪名をこの段階で警察がいうこともあり
  ません
○ 専門用語を並べて本物(の警察官)だと思わせる場合や、ATMの前で番号を教
  える場合もあります
○ 振り込め詐欺の対策は「いつでも、心の準備を」ということになります。自分の
  ところにもかかってくるかもしれないと、思うことであり、
  「あわてない」ことが肝心です。
  銀行の窓口や、近所の人が声をかかると冷静さを取り戻すこともあります。本人
  と連絡が取れない場合など、110番で警察に相談することを勧めます。
  (電話でいわれたことが事実かどうかが分かります)
架空請求詐欺
     について
○ 携帯電話やインターネットの(閲覧費などの)請求のケースがありますが、
  「最終通告」なるはがきが突然来て「**日までにお金を振り込まないと、会社
  に(家に)取りに行く」とあり、下に「法務省認可」などとも書かれていることがあっ
  て、信用してしまいます。でもこれは真っ赤なウソです
○ このはがきには、電話番号が書かれていて、こちらからかけると通じます。 しか
  し、ここが落とし穴で、犯人は、連絡してきた相手を「ひっかかった」とばかりに、
  しつこく追いかけてきます。こちらから絶対に連絡せず、ほっておくことです。
  封書で(本物の)裁判所から来ることがあります。これは制度を悪用したもの
  で、この場合にはほっとおくと「裁判に負けて」支払わざるを得なくなることがあり
  ますが、このようものが送られてきた場合には、こうした新たな手口かもしれな
  いので、消費生活センターに相談してください。対応の仕方を教えてくれます。
○ とにかく、こちらから連絡しないこと、無視することが肝心です。こちらから
  電話をして、「私はこんなものは使っていないから間違いです」というと、「名前
  や住所、電話番号」を聞いてきます。これをいうと、電話で「金返せ」とどんどん
  言ってきます。絶対に電話をしないでください。(ただし、裁判所からの通知には
  連絡を取る必要がありますが、不審に思ったら横須賀市消費生活センター
  相談してください)
横須賀市消費生活センター(821-1314)は平日だけです。休日に電話があった場
  合にも、あわてずに月曜になってから相談してください。
  または、
浦賀警察署に電話で相談してください。
  
悪質商法110番(045-651-1194)というのも県警本部にあって受付ていますの
  で、封書で送られて来た場合にはこちらに相談してみたらいかがかと思い
  ます。
悪徳商法
    について
○ サラダ油の無料配布から始めて、いつの間にかその気にさせて高価な布団を売
  りつける「催眠商法」や、「水道局のほうから」と称して、ごまかしの水質検査を
  して浄水器を売り込むなどの「点検販売」が増えています
○ 玄関に入れると、契約するまで帰らないので、ドアを開けない、はっきりと「要り
  ません。お帰りください」などというなど、毅然とした態度が必要です
○ 万が一、契約してしまったなら、「クーリングオフ」制度を利用して、8日間以内
  に内容証明で「この契約を解除します」と、相手方に送れば解約できます
○ これらで困ったときには、迷わず、
横須賀市消費生活センター(821-1314)に相
  談しましょう。また、NPOと警察の協力による
  
「神奈川ウイークエンド消費生活相談」(045-314-5586)
  
もあり、日曜日でも相談できます
ひったくり防止
    について
○ 道路を歩くときは、車道と反対側にものを持つのが原則です
自転車のかごにはネットをかけるのが効果的です
  

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